わた☆あめ 脳内読書会

読書ブログです。ヨーロッパより帰国しました(コロナのばか~!)

お気に入りの変人をまた一人見つけた:『メビウスの守護者 法医昆虫学捜査官』

ミステリー小説は私にとって純粋に読書だけを楽しめるジャンルです。他の本は読み終わった時に少しでも賢くなろうと言う下心が・・・。

 

法医昆虫学とは遺体に発生・寄生する虫、その成育段階や種類で死亡時期や場所の特定を試みるものらしい。Wikipediaによるとアメリカでは裁判の証拠として採用されることもあるとか。

 

遺体に群がる昆虫たちだから、登場する昆虫はどれもぞっとするものばかり。法医昆虫学者である赤堀先生は屍肉食の凶暴なハエが顔一面にたかっていてもびくともしない。すごい、惚れた!

 

死体から発生するウジが脱皮する回数で経過した時間がかなり正確に測れるなんて知りませんでした。赤堀先生曰く「虫は本能でしか動かない。生き残るためにも秩序だった行動しかとらない。余計なものを排除した究極体だから、この子たちの言葉は信用できる」

 

このシリーズ、不気味な虫が山ほど出てきそうですけど、うちの子供たちも昆虫男子なのである程度免疫あり。赤堀先生読みたさにシリーズを読破しそうな予感です。

 

 

メビウスの守護者 法医昆虫学捜査官 (講談社文庫)
 

 

『メビウスの守護者 法医昆虫学捜査官』の感想、レビュー(あられさんの書評)【本が好き!】

 

 

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