わた☆あめ 脳内読書会

読書ブログです。ヨーロッパより帰国しました(コロナのばか~!)

変人が帰ってきた:『シンクロニシティ 法医昆虫学捜査官』

法医昆虫学捜査官シリーズは第1作目の『147ヘルツの警鐘』も読んだけど、この一作目での赤堀先生はどこか普通の女性。岩楯刑事と色っぽい関係になりかけたり・・・第一作目だから安定路線で行ったのかなぁ?

 

でもこの作品ではしっかり変人に戻っている。
腐乱死体を発見した刑事に「で、何回吐いた? もちろん、寮に帰ってからも思い出し吐きしたよね?」と嬉しそうに尋ねたり。そうでなくちゃ。

 

レンタル倉庫で見つかった腐乱死体。遺体は腐乱が進んでいて身元の特定ができない。赤堀先生はレンタル倉庫コンテナの床下で見つかった蟻の死体をヒントに、アリの巣を調査、その巣の中の「蟻のゴミ捨て場」から欠けた脱皮痕を発見する。その脱皮痕は性が入り交じった性モザイクのハッチョウトンボでそれを手掛かりに捜査を進めていく--。

 

とても面白いシリーズですが、虫が頻繁に登場するので・・・映像化は無理だよね。

 

 

シンクロニシティ 法医昆虫学捜査官 (講談社文庫)
 

 

『シンクロニシティ 法医昆虫学捜査官』の感想、レビュー(あられさんの書評)【本が好き!】

 

 

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