子どもたちだけがをそれを見ていた:P.L.TRAVERS『MARY POPPINS』
わた:かの有名な『メアリー・ポピンズ』を初めて、原書で読んでみました。Prime会員であればAmazon.jpのPrime Readingでなんと四作目まで読める!
あめ:ようやく第一作目が読み終わった・・・。
わた:いや、これは面白かったね!
あめ:同じ英国児童文学でも『秘密の花園』は読み切るの辛かったけど、『メアリー・ポピンズ』は英語が苦手な我々でも、まあ読めました。
わた:イギリスの古風な会話がたくさん出てきて、読んでて楽しかったよ絵。メアリー・ポピンズが会話の中で、皮肉っぽく「Thank you」って何度も言うのが面白くて。頭の中で英国アクセントで読みましたよ。
あめ:メアリー・ポピンズ、ナニー(今でいう住み込みのベビーシッター)なのに子供ににこやかに接することもなく、愛想も悪くて、いつも皮肉に鼻を鳴らしてね。
わた:でも子供たちはとても懐いている。
あめ:母親を慕うのとは違って、本能的に惹かれている。遊びに惹かれるのと一緒。
わた:西風に乗って玄関の前に降り立って、東風に乗ってまだどこかに行ってしまった。
あめ:それを窓から見ていたのは子供たちだけ。
わた:西風に乗って現れたメアリーを見ているから、子供たちは彼女が大人が説明できない世界を見せてくれるのを知っている。
あめ:メアリーは「自然」そのもの。だから愛想笑いもしないし、基本は無表情で。
わた:でもショーウィンドウに写る自分の姿は大好きなんだよね。
あめ:メアリーが誕生日に夜の動物園で蛇の皮を貰ってうっとりする場面が好きだったな。
わた:物語の中で子供たちがスクーターに乗っていて、こんな時から乗っているんだ!と思ったわ。
あめ:イギリスでは子供はもちろん、大人もスクーター、日本で言うとキックボードによく乗ってるよね。
わた:自転車じゃなくて、イギリスはスクーター。
あめ:スクーターで学校に来るしね。
わた:では次は『MARY POPPINS COMES BACK』を読もう。
あめ:うん、少し日本語の本で休んでから・・・。
Mary Poppins - the Complete Collection (English Edition)
- 作者:P.L. Travers
- 出版社/メーカー: HarperCollinsChildren’sBooks
- 発売日: 2013/11/28
- メディア: Kindle版
参加しています。