電子書籍も環境に悪い?! 本についてのわたしたちの欲望について考える
わた:今、私たちはほぼ電子書籍で本を買ってますが。
あめ:日本の本屋さんないし、図書館もないからね。
わた:紙と電子でどっちが使いやすいかっていうと、甲乙つけがたい。
あめ:電子書籍のメリットは①本を探さなくて済む、②本が散らからない、③家族で同時に同じ本を読める。③は主に子供たちの漫画だけど。
わた:でも子供たちは紙の本の方がいいみたい。これ意外だけど。
あめ:あと④メモや単語を検索できる、とか⑤専用の電子書籍リーダーなら暗い部屋でも読書ができる、とかありますが。
わた:紙の本はパラパラできるのがやっぱりいい。このパラパラって本の重要な特性のひとつだなって電子書籍を使って気付いた。
あめ:指を挟んでおいて、前に戻ったり、ちょっと先を読んだりね。電子書籍はいつも本の「一面」しか見えてないから。
わた:で、電子書籍のメリットで「紙の削減になり環境にいい」っていう意見もあるけど。
あめ:それってホント?って前々から思ってまして。
わた:データ・サーバー基地がかえって環境破壊してるんじゃないかって。電気も使うし、熱は放出するし。場所を確保するために山を切り開いたりしてたら、ねえ。
あめ:と思っていたら、BBCでそんな趣旨の動画が出ていて。
わた:やっぱりと思った次第。
あめ:少し前に、マレーシアが先進国のゴミを返送するというニュースがありましたが。
わた:私たちせっせと分別してるけど、最終的にはリサイクルされずに海外に出されていたのか? リサイクルは自国内ではなく他の国がやるのか?と半ば驚き、半ば納得しました。日本のゴミも含まれていて恥ずかしい。
あめ:もう分別とかの段階は超えていて、本当に生活の在り様を考えなければならない段階に来ている。
わた:本も電子書籍で買うと場所もとらないし、持てる量は際限ないでしょう。
あめ:(予算の制限はあるけど・・・)
わた:自分の電子書籍がどれだけのエネルギーを消費しているかも見えない。欲望に自制をかけられないっていうか。
あめ:紙の本なら物質的に持てる量の限界があるしね。
わた:読まなくなった本を譲ったり寄付したり古本屋に持って行ったりもできるし。
あめ:なんか紙の方が環境にいい気がしてきたよ。
わた:三次元的な存在のわたしたちの欲望を止めるには、三次元的な空間での所有でブレーキをかけておかないといけないのかも。
あめ:まず紙で買って、手元にずっと残しておきたければ電子で買うっていうのがいいのかな。
わた:hontoがそんなサービスを導入していましたね。
あめ:対象本が限られているみたい。すべての本が対象じゃないんだ。
わた:日本に帰ったら、本の所有の仕方について試行錯誤することになりそう。
あめ:図書館行きたい~~!
参加しています。